松尾画報

辺境のカンガルーの近況

ループ

小1の娘を連れて、海遊館に行ってきました。
娘は初めて、私は20年ぶりくらい…かな、たぶん。

久しぶりでしたが、結構細かいところまで覚えていました。
覚えてる部分は変わらず、ほぼ記憶通りな感じ。

あぁ、そうだ、イントロは海底トンネルなんだったな。
熱帯雨林ゾーンのピラルク、相変わらずかっこいい…。

そうそう、太平洋ゾーンってなんだか殺風景なんだよな。
マンボウは今と違って、円柱の水槽にいたよな、たしか。

逆に、なんで覚えてないんだろって思ったのは、
入口のものすごく長くて高いエスカレーター。

上から徐々に降りていくっていうのは覚えてるのに
降りながら太平洋周りを旅するっていうのも覚えてるのに。

でも、こんな印象的なエスカレーターは覚えていない。
当時は建物の構造とか興味なかったのかな?

天保山エリア一帯のにぎわいも、一才記憶になし。
こんな商業施設、昔からあった?え、1990年開館?…まじで?

いろいろと記憶を揺さぶられ、新たに加えられ、
私の脳内フォルダ「天保山」が充実しました。

少しは汎用性の高いフォルダになったかも。
ていうか、今までの記憶があまりにも断片的すぎた。

「興味がない部分はロクに見ていない、覚えていない」
そういう自分を確認したツアーでした。

我ながらうんざりしちゃうな、この人生の歩み。
もっとよくモノを見て生きないと。視野が狭いなぁ…。

娘はというと…目に入る生き物をせっせとスケッチ。
…でも、同じ種類ばっか描いてるなぁ…。

ピラルクについて熱く語ってきかせましたが、
「ふぅん」の一言で終わり、またジンベエザメを描きはじめます。

娘も将来思うかもしれませんね。
「ピラルクって、昔からいた?え、開館からずっと?…まじで?」と。