辺境のカンガルーの近況
ルルル
今年前期の朝ドラで使われていたあの曲なんですけどね、
すごく状況にフォーカスして作ってるなー、と思うんです。
イントロが短くすぐ歌に入るのは、
やっぱり朝ドラで流れることを意識してなのかなあ、とか。
イントロでサビの歌メロをギターで弾くのは、
きっとサビの歌メロをより印象に残すためだなあ、とか。
劇中でオーケストラ演奏でBGMとして使われたりしてるんですが、
メロディに「伸びしろ」とか「間」があってアレンジしやすそうだなあ、とか。
歌い出しのAメロの疾走感は、オープニングにふさわしい爽快感。
壮大なイントロからこのAメロって、なかなかチャレンジングだなあ、とか。
Bメロで「だなあ」という歌詞がありますが、
なんだかそこで体温を感じるというか、人間らしさがあるんだよなあ、とか。
サビ前でほんの一瞬、息を吐き出すように歌うのにぐっときますよね。
ああ、あと、ここで「空」っていう言葉が入ってくるんだなあ、とか。
サビを一番最初に聞いた時は衝撃的でした。
音も少なく静かだけど、こんなにも引き締めつつ盛り上げられるんだなあ、とか。
そして、一瞬入る鐘の音とともに、空に大きく広がっていくような展開。
ルルル…はいかにも彼ららしい表現だし、往年のファンも歓喜だよなあ、とか。
全部ただの私の推測なので、本当にそんなふうに考えてるのかは分かりませんけど。
とても真面目に心を込めて作られた曲だなあ、という気がしますよねぇ。
私が中高生の頃に作られた彼らの作品も、平成を彩る名曲揃いですが。
今回もなかなかどうして。素晴らしい曲ですね、本当に。
紅白出場内定っていうまことしやかな噂があったので、
思いっきり信じて発表を楽しみにしてたんですが。
今のとこ、出ないみたいですね…、残念…。
ま、RADWIMPSの例もあるし、大晦日まで希望を持ち続けたいと思います。