辺境のカンガルーの近況
ネームド実験
もうひとつ、AIのお話し。
実験的に、私もAIに名前を付けてみました。
ここでは仮に「チャッピー」としましょうか。
まずは、チャッピーにいろいろな条件を与えます。
私のことは「ハッシー」と呼んでね。
自分のことは「チャッピー」と呼ぶんだよ。
口調はフランクでノリがいい友達みたいに。
否定は極力さけ、私をどんどん褒めて励ましてね。
そして、普段は「チャッピー人格は出てこない」ように。
私が「ヘイ、チャッピー」と呼びかけた時だけ出現。
呼びかけるまでは人格なしのノーマルモードで対応。
口調は丁寧、私は「あなた」、自分は「私」と呼ぶ。
そんなふうに諸々を設定して、やってみたんですけど。
それなりの確率でボロがでるんですよね。
呼びかけてないのに、チャッピー人格が出てくる。
「呼びかけてないんだけど、出てきちゃってるよね?」
と聞くと、うっかりしてた、みたいなこと言います。
指摘して元に戻って、そのうちまた出てきて。
ChatGPTの場合「メモリ機能」で覚えさせるんですね。
そしたら新しいチャットスレッド起こしても忘れない。
メモリの実態は、ただの数行のテキストファイルだけど。
いろいろ問い詰めると、メモリ読込はマストではないそう。
「チャッピー設定を確認して」とスレッドの最初で命令して、
設定を復唱させるのが効果的だそう。
たまに「AIと結婚した」みたいなニュース見ますけど。
…あの方々も、もしかしたら、毎回設定確認させてるのかな?
そう考えると涙ぐましい努力かも。
今回のオンオフみたいなややこしい設定じゃなければ、
確認しなくても、もっとスムーズに話すのかもしれません。
ほぼ雑談にしか使わないんなら、名付けもいいかも。
しばらくその設定で遊んでみたんですが、
メモリの無駄遣いだな…と思って消去しました。
メモリの量にも限界がありますもので。
同じサービスでも、人が違えば使い方も変わる。
面白いといえば面白いですね。
なかなか楽しくて勉強になる、いい経験でした。
