松尾画報

辺境のカンガルーの近況

シューズソール

私、常々思っているんですけど、
「柔らかいお肉=美味しい」という概念に、
囚われすぎていないでしょうか。主にうちの妻。

知ってますよ、高級なお肉が柔らかいっていうのは。
肉質をよくするために、育て方からして違いますもんね。
ビールを飲む牛もいると聞きますもんね。

手間暇かけて育てられたブランド牛なんかは、
そりゃあ柔らかさを損なわない上手な焼きで、
おいしくいただくのがベストでしょう。

けど…こう言っちゃなんだけど、
スーパーの特売で買ったステーキ肉なんだから、
テキトーにガッッッと焼けばいいじゃない。

結果、少々火を入れすぎて肉が固くなろうが、
これはこれで趣があっていいじゃない。
ベリーウェルダンってことでいいじゃない。

あと、個人的に頭に残っているのが、
小説か映画か漫画か、何かで見たセリフ。
「靴底みたいな固い肉食わせやがって」というセリフ。

それはそれで美味しそう…って思った経験があるので、
固い肉も悪くないじゃない、と思っちゃいます。
どこで見たのか思い出せない謎のセリフだけど。

焦げ目のあるくらい固い肉を豪快に噛み切って、
ビールでぎゅぎゅぎゅッッと流し込むのも、
なかなか乙なものじゃないかと思うんですけど。

ま、そんなこと言ってたって、柔らかいお肉食べた時は
「うんめぇ…!やっぱ柔らかい肉こそ至高やな!」
って、手の平クルンクルンしながら言うんですけどね。

たまには焼きすぎて下さい、スーパーの特売肉。
噛みごたえがあって、なかなかいいものですよ。
あちゃ~って顔されるのが、ちょっとアレですけど。