松尾画報

辺境のカンガルーの近況

まだまだ続く

「東京の人」っぽいな、っていう人たち。
同年代で数人ほどいます。らしいな、って人。

みんなここ数年で一緒に仕事した人たち。
東京在住で、関西の仕事でわざわざこっち来て。

民泊チェーンみたいな会社、旅行関係の会社、
貿易関係の会社、広告関係の会社。

未婚の人が多く、会社も少し水物系と言いますか。
年齢のわりに、少しふわっとした印象の彼・彼女ら。

就職氷河期世代ですから、いろいろあったんでしょう。
紆余曲折を経て、今はそこにおさまっている人たち。

けど、みんな、ちょいちょい仕事を辞めて去っていきます。
転職であちこちに流れ、新しい場所で、また働く。

そうして少しずつ歳をとっていき、
何か変わっていくような、何も変わらないような。

先日もひとつ、知り合いの東京の制作会社が倒産しました。
あの会社のみんな、どうするんだろう、これから。

再会できる可能性はあまりなさそうですけど、
みんな元気でやっていけたらいいな、と思います。

あまり恵まれている世代とは言い難いかもしれませんが、
時代の空気は存分に吸い込んでいる気がしますよね、我々。

20代の自分たちに言ってやりたいですね。
「40過ぎたってまだまだいろいろあるからね」と。

自分がそうなっていた可能性も十二分な「東京の人」たち。
時代ですよね、本当。