松尾画報

辺境のカンガルーの近況

いっぷく

「一服」なんて言葉、最近は言わないですよね。
うちは母親がよく言います。いっぷくしようか。

もちろん「タバコを吸おう」ではなく、
休憩しよう、というニュアンスで。

年末に実家に帰ったときも言っていて、
5歳の娘にはうまく通じていませんでした。

ちょこっと辞書で調べてみたところ、
茶やタバコをのむこと、のんで休憩すること、らしく。

個人的には茶のイメージはあまりなくて、
一服と言えば、やっぱりタバコの画が浮かびます。

なんだかスモーキーな昭和って感じの印象で、
妙な趣があるんですよね、一服という響きには。

そうそう、「煙が目にしみる」もいい曲名ですよね。
昭和っていうか、前世紀な雰囲気ありますけど。

リアルタイムで古くなっていく(と思われる)言葉。
なくなるには少しもったいない、語感のいい言葉ですね。

今晩もメダカを眺めながら一服したいと思います。
タバコでなくハーブティーで、ですけど。