松尾画報

辺境のカンガルーの近況

街への視点

休みの日は、よく娘を外に連れ出します。

他の家のお子さんがどうかはよく分からないんですけど、

うちの娘はずっと家にいると飽きるみたいなんですね。

どんどん機嫌が悪くなってわがまま言いだすんですけど、

お出かけの準備をした瞬間、もうにっこりです。

 

まあ、親としても、遊び疲れて夜ぐっすりの方がありがたいわけで。

家の近所を適当に歩かせます。

花と葉っぱを指差して「はな!」「はっぱ!」と得意げに言い分けたり。

たぬきの置物を見つけて、自分のお腹をぽんぽこぽ−んとしたり。

私は後ろで車と自転車に注意を払うだけで、あとは娘一人で勝手に遊んでます。

 

とはいえこの季節ですから、暑い野外に長居はできません。

もっとぽんぽこさせろと暴れる娘をむりやり抱き上げ、

どこか涼しい屋内で遊べるところに移動します。

デパートやショッピングモールが広くて便利で一番なんですけど、

そういう施設のすぐ近くに住んでるわけではないんですね、私。

 

わざわざ行くのも面倒なので、近所にあるお店に適当に入ります。

100円ショップとか本屋とかレンタルビデオ店とか。

しかし、当然のごとく、陳列している商品に興味を示します。

商品にいたずらしないように、けっこうな注意を払わないとだめなんですね。

こういうときに一番便利なのは、やっぱり服屋さんですね。

 

100円ショップみたいにあれこれ掴んだりできないですし。

本屋みたいに商品を破損する心配もほぼないですし。

レンタルビデオ店みたいにアンパンマンで大興奮しないですし。

だからでしょうか、我が家にやたらとユニクロの服が増えていくのは。

つい買っちゃうんですよね、店舗限定セールとかやってると。

 

街のあり方が少し違って見えます、子どもと一緒にいると。

新鮮でいいですね。