本を開いている様子
松尾画報(コラム)

COLUMN

よみがえる記憶

昔、勤めていた会社が入ったビルの一階は、

一時期、ものすごい勢いでテナントが入れ替わりました。

長く続いていた定食屋が店じまいをしたのが、その始まりでした。

 

 

基本的に飲食店用のテナントですから、後には飲食店が入るわけです。

昼メインの定食屋、創作料理を売りにした小洒落たダイニング、

自然派食品押しの居酒屋、ご飯も食べられるカフェっぽいお店。

微妙にジャンルが違う4店が入り、どれも数ヶ月で撤退していきました。

 

 

京都一のオフィス街で大通り沿いなんですけど、少し外れているから商売が難しいのか。

大通り沿いということでテナント代が高く設定されてそうな感じもしたんですが。

どの店も開店時から鳴かず飛ばずで、あっさりと撤退。

だいたい半年少し、最短は3ヶ月の店もありました。

 

 

そして5軒目のテナントでようやく落ち着きを見ました。

パブ、バル、ビアホール、そんなふうに呼びたくなるヨーロッパ風のお店です。

客層とマッチしたのかなんなのか、もう10年近く続いています。

全国にそこそこ出店しているチェーン系のお店です。

 

 

失礼ながら、なんだ、結局この店で落ち着くのかよ…、と思った記憶があります。

オンリーワンな個人店に入ってほしかったという、近隣入居者の(勝手な)失望。

 

 

そして時を経て現在、大阪で同じような境遇になっています。

事務所が入っているビルの一階に喫茶店が入っていたんですが、

名物マスターの引退とともに10月に閉店したんです。

そしてその後に新しく喫茶店が入り、なんと1ヶ月半で撤退。

 

 

現在、焼鳥屋にするべく工事中です。

喫茶店から焼鳥屋への改装ですので、排煙のダクト設備とかしっかり新規で作ると思うんですよね。

素人目ながら、なんだか改装にお金かかりそうなイメージ。ペイできるんだろうか…。

この近辺、安くて美味しいお店たくさんあるのに…。

 

 

なんだか、またあの撤退地獄を見ることになるんじゃないかという気がしています。

大丈夫かなぁ…、流行ればいいんだけどなぁ…。