まつお内科写真部(かわせみ写真家)
生命進化の準備
約6億年前ベンド紀と呼ばれる時代に、地球の歴史上初の多細胞生物が登場しました。ただし、骨格や外殻もない生き物達で、最新の研究によると、クラゲよりは固い生物とされています。それでもフニャフニャである事はかわりなく、化石としては残りにくい体でした。
画像は、パンケーキの様なディキンソニアと呼ばれる生物です。標本は2㎝程度ですが、大きなものは1mにもなる大きな生物です。生物と言っても、「消化管」(口・肛門・腸道)はなく、現存の動植物にはどれにも似ていません。食事は体の底全体を使って海底の栄養を取り込む「体外消化」で吸収していました。
体は柔らかく、口もない生物が多勢を占めた大昔の地球は、科学者達に生命進化の実験場とも呼ばれていました。このベンド紀の終わりを境に、外骨格を持つ節足動物や、脊椎動物の祖先が現れ始め、現代に近い生物たちが登場します。
文:さすらいのコレクター

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