松尾画報

駒汚れなく道険し

金龍を彫る4

第34期竜王戦七番勝負、藤井聡太三冠が第三局も制してついに戴冠まであと1勝となりました。
強い、本当に強い。今回は最近藤井さんがよく指されている相掛かりではなく角替わり早繰り銀でしたが、豊島竜王の揺さぶりにも冷静に対処しながら飛車を軽快に活用して見事に相手を追い詰めました。豊島竜王も成り飛車と成り角を相手陣に飛び込ませてあと一歩というところまで追い詰めましたが及ばず、いよいよ苦しい状況です。
藤井三冠の豊島竜王に対する苦手意識が完全に払拭されていますね。ただ豊島竜王にも意地があるでしょうから先手番の第四局に全てをぶつけて来ると思われます。まだまだ目が離せません。

さて。金龍1セットの歩を全て彫りました。

いやぁ、疲れた。同じ駒を何枚も彫り続けるのはなかなかの苦行です。何枚もあるので彫り味が違う駒が混ざってしまうと目立つので気も抜けません。でも何枚かミスがあったかも。。

兎にも角にもここから仕上げに入ります。上手く彫れてただろうか。。