松尾画報

駒汚れなく道険し

金龍を彫る1

ついに、ついに藤井聡太二冠が叡王戦を3勝2敗で奪取し、王位・棋聖と合わせて三冠を獲得しましたね。史上初、十代での三冠獲得です。ただでさえ今まで9人しか達成した事ないのに。すごい、すごすぎる。
今回の叡王戦最終局も相掛かりの力将棋。序盤、中盤まで両者じっくり時間を使って睨み合い、せめぎ合いが続きましたが、終盤に入って藤井さんの鋭い差し回しで差を広げ勝負を決めました。
おまけに10月からの竜王戦にも挑戦者として登場、年内四冠もあり得ます。勢いからすると可能性は高そうですが、同時に豊島竜王が無冠になってしまうのもちょっと寂しい。。複雑な心境です。

さて。金龍1セットの桂馬と香車を彫り終わりました。

まずは歩からじゃないの?と思われるかも知れませんが、歩は枚数が多く彫り味が変わってしまうと目立つため、できれば連休などを使って一気に彫ってしまいたいところです。

ここまで彫ってみて、やっぱり緊張する。誰かからの依頼品でも販売する予定があるものでもありませんが、しっかり彫り上げたいという気持ちから今まで以上の緊張感です。
失敗もあったっぽい。うーん。仕上げてみて確認です。

でもまだまだここから。少しでもいい作品になる様に全力を尽くします。