松尾画報

松尾の独り言

護衛艦「かが」

海上自衛隊最大のヘリコプター搭載護衛艦「かが」が大阪港にやって来ました。


全通式甲板という航空母艦に似た外観と、「かが」という名前が旧帝国海軍の航空母艦「加賀」を連想させるため、諸外国から否定的な意見を受けることもあるようで非常に気になっている艦です。
奇しくも「かが」の全長は、「加賀」と同じ248mであるそうです。

巨大な格納庫です。

「かが」の特徴は、自身を守る兵装が極端に少なく、巨大な格納庫を有するため輸送力に優れ、広大な甲板がありヘリコプター5機を同時に運用可能であることです。
また、乗員以外に最大500人の宿泊が可能で、35床の入院ベッドがあり、手術室とICU設備も有しています。
「かが」に会い、大きな力を感じました。Powerではなく、safetyという力です。
7年前の東日本大震災の際、「トモダチ作戦」の名の下に、震災翌日から、空母などアメリカ軍による迅速かつ多大な支援を受けました。
近い将来、南海トラフ巨大地震が必ず起こると云われています。
「いずも」「ひゅうが」「いせ」とともに、日本にとって「かが」は大きな存在に感じます。