松尾画報

駒汚れなく道険し

菱湖書 金将 彫り上がり

藤井聡太五冠の進撃が止まりません。
5月は出口若武六段(27)の挑戦を3連勝で下し、叡王を防衛。
そして先月の7月は永瀬拓矢王座(29)の挑戦を3勝1敗で下し、棋聖を防衛。
方や出口六段は新進気鋭の若手、そして永瀬王座は粘り腰が持ち味のタイトルホルダーの1人。そんな実力者の挑戦を跳ね返して防衛を決める、相変わらずの強さです。
そして遂に上り詰めたA級戦。頂点である名人に向けていよいよ大きな挑戦が始まります。

さて。菱湖書の金将が彫り終わりました。

いやぁ、難しい。金の上の傘の部分のバランスや抜け方、銀将の時と同様にバランスが取りにくい「将」、残念ながらこれという仕上がりのものがありませんでした。

なかなかイメージ通りには掘り上がらないものです。
とりあえずこれらを師匠のところに送ってご指導を仰ぎます。