松尾画報

駒汚れなく道険し

菱湖書 王将・玉将

最近将棋界で話題になったのは10月28日に行われた第81期A級順位戦4回戦の永瀬拓矢王座対△佐藤天彦九段戦でしょう。124手まで進んだ対局は、途中1時間ほど佐藤九段がマスクをしていなかったという理由で佐藤九段の反則負けになりました。対局中の永瀬王座が席を立ち佐藤九段がマスクをしていない旨を運営側に伝えたそうです。ただ永瀬王座や運営側が佐藤九段に注意するような事はありませんでした。
確かに日本将棋連盟では今年2月に対局者のマスク着用を義務化したそうです。ですが途中の注意、警告もなく一発レッドカード。対局者の永瀬王座も、たとえ佐藤九段が先輩で指摘しづらかったとしても、一言もなく運営に報告というのも礼儀に欠けるのでは、と考えてしまいます。
特に将棋界最高峰のA級順位戦。棋士たちはもちろん名人挑戦を目指して、同時に陥落しない様に身も心も削る思いで対局に臨んでいます。すっきりと、はっきりと決着させて欲しいものです。

さて。菱湖書の王将と玉将が出来上がりました。

こうやって画像にとって拡大してみると線の滲み、デコボコなどがよくわかりますね。少しは上手く彫れたか、と思いましたがショックです。。

とにかくこれらを天童の師匠のところに送って寸評を頂きます。