松尾画報

松尾の独り言

糖尿病治療

「奈良県の糖尿病治療の取り組み」に関するパネルディスカッションに参加させて頂きました。
昨年、奈良宣言を提唱された吉治仁志奈良県立医科大学教授、糖尿病のエキスパートである松岡孝昭和歌山県立医科大学教授をはじめ、私以外は糖尿病治療を専門とされる錚々たる面々であり少々緊張しました。
私は消化器疾患を専門としますが、かかりつけ医として比較的多くの糖尿病患者様を診せて頂いているので呼んで頂いたようです。
2型糖尿病は関連する脂肪性肝疾患とともに、増加しつつあり注意を要します。
具体的には、コントロール不良例(食事・運動・薬物療法を開始してもヘモグロビンエーワンシーが7以下)に下がらない方は早期の段階で一度専門医への紹介を提案させて頂くことになると思います。
最後に、松岡教授に私が行っている糖尿病の処方について改善点があるか尋ねてみると、「先生は既にガイドラインどおり理想的にされていますよ」と優しく答えて頂き嬉しかったです。