まつお内科写真部by(さすらいのコレクター)
白亜の2枚貝
小ぶりのホタテ貝に似た2枚貝、ネイテアの化石です。フランス白亜紀の地層から見つか
った白い化石です。約1億5000万年前から6600万年前を指す「白亜紀」は、恐竜の時代で
あると共に、その字が示す「白」の時代でした。この白は、チョーク・石灰を意味してい
ます。当時、海に生息したプランクトンの遺骸が、石灰の地層を形成し、現代のイギリス
ドーバー海峡の白い壁を作ったりしています。おそらく、画像の貝の化石もチョークの地
層に埋もれこの様な白い化石になったと思われます。
文:さすらいのコレクター
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