松尾画報

駒汚れなく道険し

彫り甲斐

先日第71期ALSOK杯王将戦七番勝負の第三局が行われ、135手で藤井聡太四冠が渡辺明王将に勝利しました。ついにこれで王将位に王手です。
本当に凄すぎです。現役最強、おまけにご自身で今までの棋士人生の中で一番充実していると言っている渡辺明三冠に力で勝って負けなしの三連勝。竜王戦の豊島将之九段もそうですが、いよいよ成熟期に入り充実するだろうと思われる最強棋士たちに対して力で圧倒する、もう異次元の領域です。
今まで羽生善治九段、中原誠十六世名人、大山康晴十五世名人の3人しか達成しておらず、おまけに十代での達成者がいない五冠。これだけAIによる研究が進み深みが増した将棋界で圧倒的な存在であるこの状況、奇跡としか言いようがありません。ぜひ達成して欲しいものです。

さて、先日自宅に帰り次男と何局か将棋を指しました。
結果は、はい、もう敵いません。週末に将棋教室に通いそこで何局も手合わせし、大会などにも参加している現役の将棋指し、清々しいくらいに圧倒的に負けました笑。でもなんか息子の成長を感じられて、とても嬉しい時間になりました。