『心呼吸』by柴犬
光る君へ①
普段、大河ドラマは観ない私ですが、興味を引かれて、先日、「光る君へ」をNHKプラスで一気観しました。約2週間で全48話観たので、内容を充分に咀嚼出来ていませんが、その時代背景を調べたり、ガイドブックを購入して復習したりして、鑑賞後の余韻に浸っています。
「光る君へ」は、2024年1月7日から12月15日まで放送されたNHK大河ドラマ第63作です。平安時代中期の貴族社会を舞台に、世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を執筆した紫式部の生涯を描いています。脚本は大石静さんです。
物語の内容は勿論とても複雑で繊細で魅力的なのですが、私はまずオープニングの音楽や映像が素晴らしいなと思いました。メインテーマの旋律は、上品で優雅で煌びやかで、どこか哀しく、ドラマティックです。映像は紫式部の人生の歩みを巧みに表現していて、「手」はまひろと道長の距離感を現しています。最後のカットで、少しだけ触れる指先。少年少女時代〜壮年期まで、立場は変わってもお互いを見つめて思い続け、魂で繋がれていた2人。お互いの存在が自分の生きる意味でした。少し離れた距離感だからこそ、より愛おしく相手を思えたのかも知れません。とても美しいオープニングでした。娘にオープニング曲をピアノで弾いてもらおうと楽譜を購入した私です。
「光る君へ」の感想はまだまだ続きます。