松尾画報

まつお内科写真部by(さすらいのコレクター)

ロシア産の「映える」見た目の三葉虫化石 

北欧からロシアにかけて、古生代地層が広がり、中でもロシア旧都サンクトペテルブルグ(セントピータースバーグ)郊外の河川部から、とても綺麗な三葉虫化石が数多く産出します。岩の色が白く、化石本体の色がキャラメル色なので、見た目が非常に「映え」ます。
サイズが大きい標本も多い為、世界中の化石コレクターに親しまれ人気が高いです。画像の三葉虫はアサフスと呼ばれる種類で同地域の代表種になります。ロシア産の化石はとても綺麗な仕上がりで飾るにも適しているのですが、時折細かな修正が行われており、「偽物」ではないものの、細かな欠損や、割れを精工に補修しているのもあり、なかなか素人目には判らず悩ましいところです…

文:さすらいのコレクター