松尾画報

松尾の独り言

シュトーレン

松尾です。

シュトーレンというお菓子をご存知ですか。

ドイツやオランダで、クリスマスに食べる伝統的な、パンがベースのお菓子です。見た目は砂糖の塊です。

私は甘いものが苦手であり、シュトーレンなど自分で買うことは絶対にありません。

毎年、クリスマスに、香川県のとあるパン屋さんからシュトーレンが届きます。

私が甘いものが苦手であることを知ってのギャグなのか、所謂KYなのか、と思いますが、店主の性格を知っている私には判ります。

クリスマスにはシュトーレンという彼のこだわりと、相手のことが目に入らず、大切な人へはシュトーレンという、本人のこだわりがあるのです。

この大きな砂糖の塊、見た瞬間「食べれるわけないやろ」と思いますが、薄くスライスして食すると、手間ひまかけて造られた、何とも豊潤な幸せに浸れます。

大人気のパン屋さんですが、数年前に訪れたところ、「一生懸命やり過ぎて、心が病みそうでした」というので、「それでええんや」と答えました。彼は続くと思います。

「次は僕が奈良に行きます」と言っており、今年も「来年こそは一杯呑ませてもらいに行きます」というので、あまり期待せず待つことにしました。

フィールドは違えど、お互い、真っ直ぐにやり続けましょう。

健康には気をつけて。