松尾画報

辺境のカンガルーの近況

遭遇

ずいぶん昔に「ペアルック」というものが流行りました。

私はその世代からは年齢的に少し外れるので、どちらかといえば、

「ペアルックなんて恥ずかしいものは絶対嫌だ」という感覚ですが。

 

最近、若い子の間でまた流行っているみたいなんですね。

「ペアルック」ではなく「カップルコーデ」というそうで。

全く同じにせずに、色だけ合わせたり、一部分だけ合わせたり。

なるほど、最近の若者は、なんでもマイルドに取り入れるのが上手ですね。

合わせるところと外すところを考えるのも楽しそうだし、個性も出せますね。

 

実際、カップルコーデらしき若者たちを時々見かけるんですが、

私が見た感じだと、男女の恋人同士よりも女の子同士の方が多い気がします。

2人に限らず、複数人の場合も多いですね。多いときは5人とか。

Tシャツの色だけ変えてる子たちなんかを見ると、ついゴレンジャーと呼びたくなります。

同じグループ感がありますよね、同じ服装だと。

 

ファッションを楽しむのももちろんあるんでしょうけど、

みんなこう、一体感を求めているのかな、というような気がします。

人とのつながりを求めているのは、多かれ少なかれ誰しもあるでしょうけど。

SNSの中だけじゃなくて、目に見える形でつながりがほしいんじゃないでしょうか、若い子たちも。

彼氏にやってもらうより、女友達同士の方がハードル低そうに思えるんですよね。

 

学校や企業指定の制服では、ちょっと方向性が違う気がします。

でもカップルコーデや部活のユニフォームなら、仲間意識って出ると思うんです。

自分たちでこれを着ることを選んだんだ、という感覚が大事ですよね。

いやまあ、9割がた私の想像で話してますけど、さっきから。

なにせカップルコーデしたことないですしねぇ。

 

なんにせよ、結構楽しそうです、カップルコーデしてる人たち。

色鮮やかなことが多いので、見た目に華やかで面白いですし、

実は結構楽しみにしてたりします、彼らや彼女たちと遭遇するの。