松尾画報

松尾の独り言

赤羽たけみ先生

松尾です
10月31日の奈良新聞に、奈良県の胃がん検診に関して大学の同級生である赤羽たけみ先生のインタビュー記事が掲載されていました。
紙面一面を使用されており、ことの重要性がうかがえます。赤羽先生は現在、奈良県立医科大学消化器・内分泌代謝内科の学内講師の職についておられ、研究者なら皆憧れるNIH(米国国立衛生研究所)の研究員も兼任されています。消化器関連のあらゆる学会の要職にもついておられ、その才能が故に奈良県の胃がん検診の統括も任されている先生です。
実績を残し、いくら出世しても偉そうにされず、非常に人格者です。
たまに、仕事上のアドバイスを頂くためお伺いをたてるのですが、2・3回やり取りをすると、すぐに学生時代の感覚が甦り、「偉く成られましたねぇ」と言うと、「偉くないわ。教授が水戸黄門やったら、私はおぎんにもなれんわ。」という感じです。
赤羽先生は、学生時代から真面目で優秀ながらもカタブツではなく、才媛という言葉がぴったりでした。病理学以外は、あまり勉強しなかった私とは成績の差は歴然としていました。私も一度だけ、ある企業広告の一部として新聞の片隅に載せて頂いたことがありますが、メディアへの取り上げ方からして、赤羽先生との違いを感じます。

本題は、少々見づらいですが、赤羽先生の紙面を読んで頂きたいです。胃がん検診の重要性について、解りやすく解説されています。
私が感じたポイントですが、奈良県は29/39の市町村で内視鏡による胃がん検診が一定の水準で施行され始め、全国的にも高く評価されていること。ただ、受診率がやや低く、今後の課題かと思われました。

まつお内科としても頼もしいお知らせがあります。1月から赤羽先生直属であった経験豊富な先生に、新たに検査と診察に力をお借りできることです。その先生も非常に人格者で優しく、当院のカラーにぴったりの先生ですので、非常に楽しみです。