松尾画報

辺境のカンガルーの近況

落とし所

部屋の片付けをしていたら、大学の卒業論文を見つけました。

2ヶ月ほどでテキトーに書いた、とても罰当たりな卒論。

何書いたかなんとなくしか覚えてなかったので、

じっくり読んでみたんですけど、うん、まぁ、ヒドいもんですね…。

 

けど捨てるっていうのも、なんだかちょっとためらわれます。

あのときの努力全てを否定するみたいでですね(大して努力してないけど)。

まあ、内容的には全て否定して問題ないクオリティなんですけど。

一応、学生時代の思い出だしなぁ、うーん、どうしようかな。

 

こういうときに役立つのが、以前友人に薦められた整理術。

「捨てにくいものは写真に撮って、いつでも見られるようにしておこう(そして現物は捨てよう)」

というものです。すでに何度か実践済みです。なかなかいいんです、これ。

置いてても役立つものでもないので、今回もそれでいいか。

 

と思って1頁ずつiPadで写真とっていったんですけど、

まあ当然、上から俯瞰で撮っていくじゃないですか?

…なんだか電子書籍みたいになっちゃって、落ち着かないんですよね。

がっつり読めちゃいますもんね、これ。スワイプして次の頁いっちゃう。

 

机の上に置いて、表紙だけ斜めから撮ろうともしたんですけど、

内容読めない書類の写真って、撮る意味あるのかこれ?ってなるんですね。

高校の文化祭で着た寄書Tシャツとかは、ちゃんと読めるように撮りましたもんね。

じゃあやっぱり俯瞰で撮るの?ええ、電子書籍化?落ち着かない…。

 

読みたくないんですけど、読めないのもなんか意味がない。

でも電子書籍みたいに読む気満々ウェルカムの状態で残しておきたくない。

そうだ、分解して並べて、何頁かをまとめて一枚の写真に収めようかな。

いや、でもいちいち拡大しないと読みづらいのってストレスだろ(読まないんだけど)。

 

ハシモト何を言ってるのか分かんないぜ、という方もいらっしゃるかと思いますが、

私も自分で何をしてるのか、結局どうしたいのか、全然分かってません。

とりあえず今回は、本棚の一番奥に放り込んでおきました。

また今度の片付けのときに考えよう。今は気分じゃないや。

 

いい感じの落とし所が見つかりませんね、というお話。

どうでもいいっちゃ、どうでもいいんですけどね。

でもどうにもしっくりこないので、モヤモヤするんですよ。

ありませんか? こういうモヤっとする経験。