松尾画報

辺境のカンガルーの近況

思い出を買おう

大学時代の後輩から、ふいに連絡がありました。

 

はしもさん、おひさー。元気ー?

あのさ、部屋かたづけてたらさ、

学生時代のときのライブ映像出てきたんやけどさ、

VHSやから見れへんのよね。

どうしよこれ? 捨てていいのかな? はしもさん、要る?

 

分かります分かります、その気持ち。

私もそういうVHSをいくつか持ってたんですけど、

いつぞやの引っ越しの時に、迷ったあげく捨てちゃったんですよね。

どうせ見れないし、DVD化することもないだろうって。

そして、少しだけ後悔してるんですよね、今も。

 

そんなわけで、数十本のVHSテープを引き取ってきました。

「捨ててまえ、そんなもん」とは言えませんでした、やっぱり。

私の知らない後輩のライブとかも混じってるんですけどね。

まあとりあえず、片っ端から業者さんに出してDVD化しようと思います。

見なくてもいいや、捨てるよりいいや。

 

数が多いのもあって、ちょっとした出費ですが。くそぅ。

でも、なんでしょう、思い出を買い戻すという感じでしょうか。

そう考えると、ま、いいかって思っちゃいますよね。

お金で買えないものは世の中にそこそこありますけど、

そのうちのひとつが、ふいにころんと目の前に転がってきた感じです。

 

受け渡しするために、数年ぶりにその後輩に会えて嬉しかったですね。

いつか「このDVDを旅館で皆で見ようぜ」なんて無茶な理由つけて、

温泉旅行に行く計画でも立てたいと思います。

そんな日が本当に来るか分かりませんけど、

いつかやりたいなーって、考えて楽しむのは自由ですもんね。

 

 

 

そうそう、これって、少し前にこのブログで、

記録メディアについて書いた翌日のことです。

噂をすれば、というわけではないですが、

考え事をしたことについて何かが起こる、ということ、

今までの人生で何回かあった気がしますねぇ。不思議。