松尾画報

辺境のカンガルーの近況

古くなっていくモノ

スマホを5年使うと決めている私ですが、スマホに限らずモノは長く使おう派です。

そのため、モノを買うときはいつも結構な吟味をします。

大事なのは、ずっと持ち続けたくなるほど愛してやることですよ。

聞いてください、私の愛のコレクションたち。

 

 

TVはどこぞのデザイナーが作った、ナナオというメーカーの10年前のもの。

テレビ台なし直立で140cmも高さがありますが、画面は27インチしかありません。

代わりに画面の下ほとんどがスピーカー、という風変わりなビジュアルに惹かれて買いました。

…ただ、音が優れていると思ったことは、正直一度もありません。

でも愛しています。壊れるまで絶対買い替えません。

映らなくなっても、オブジェとして飾っておきたいくらいです。

 

 

原付は購入から15年が経ちました。

ローマの休日のオードリー・ヘップバーンや、探偵物語の松田優作で有名なベスパ。

構造がシンプルだから、ちゃんと手入れをすれば長持ちするとかなんとか。

…ただ、むちゃくちゃ気分屋なので、急に壊れたりするという困ったやつでもありますが。

峠を越えているときにクラッチワイヤーが切れたときは、さすがに冷や汗ものでした。

乗れなくなったら、友人のイタリア料理屋にオブジェとして飾らせます。無理やりにでも。

 

 

エレキベースは、1972年製というセミ・ヴィンテージもの。

学生の時に一生モノの楽器を買おうと、ずいぶん背伸びしました。

まぁ、最近ほとんど弾いていませんけども。オブジェになりつつあります。

 

 

自宅のデスクにでーんと鎮座するiMacは、今年で10年目。

快適な制作環境を構築しようと、ずいぶん背伸びしてスペックを盛りました。

まぁ、最近自宅では全く作業しませんけども。オブジェです。

 

 

学生の時によく履いていたリーバイスのジーンズ。

どこででも買える普通のジーンズですが、かなり味がでています。

味が出すぎて、ちょっと引っ掛けただけで派手に破れそうで履けません。オブジェです。

 

 

もう捨てちゃいましたが、高校の頃に買ったスニーカーは10年強履きました。

どこででも買える普通のコンバース・オールスターだったんですが、愛着が深くてですねぇ。

わずかな水気でも染みてくるので、最後数年はほぼまともに履けませんでしたね。オブジェでした。

 

 

断捨離しようにも、愛がありすぎていろいろ手放せません。

好きなものに囲まれて、幸せといえば幸せなんですが。

とりあえずジーンズは捨てましょうか、さすがにねぇ。

オブジェですらないですもんね、実際問題。