松尾画報

辺境のカンガルーの近況

物欲コントロール


私が高校生の頃、ハイテクスニーカーブームなるものがありました。

NIKEのエアマックスを筆頭に、ハイテクスニーカーがものすごく流行したんですね。

価格は大きく高騰し、入手どころか現物を見ることさえ困難なモデルもありました。

ちょっとした社会現象でした。

 

 

ファッション雑誌の特集には、各メーカーのカタログみたいなものが載るんですよ。

私の実家は最寄駅からさらにバスに乗らないと帰れない距離で、

かつバスが1時間1本しかないから、コンビニでずーっと立ち読みするわけです。

メーカーの人かお前、ってくらいスニーカーに詳しくなるわけです。

 

 

この経験のせいか、いまだに靴屋にいくとなんだかワクワクします。

こないだ行った靴屋には、エアマックスのレプリカがたくさん並んでいました。

20年前のモデルの靴が(たとえ復刻版でも)いまだに店頭に並んでいるのにびっくりしますね。

でも、こう言っちゃなんですが、全然欲しくならないんですよね。

 

 

思い出補正といいますか、あの頃の記憶ありきでちょっとテンションが上がりますが、

冷静に考えてこんなゴテゴテした靴、どんな服を合わせればいいんだろう…、と思うわけです。

クッション性が高そうなので、購入したってランニング履きつぶし用になっちゃいそう。

憧れは憧れのままでよかったわけです。手に入れる必要なし。

 

 

私に限ったことではないですが、何にでも飽きや慣れが来ます。

モノに固執するより「これを欲しいと思う本質はなんだろう」ということに着目した方がいいと思うわけです。

「なぜこれが欲しいのか、これを使って何がしたいのか、どういう気持ちになりたいのか」

なんだか固い言い方ですが、買い物する上では結構重要なことなんじゃないかなぁ、と。

 

 

ハイテクスニーカーを欲しがった高校生ハシモトの気持ちを、現在のおっさんハシモトが推察してみると、

「かっこよくなりたい、モテたい、センスがいいと言われたい」

あたりでしょうね。うーん、なんだかゲンナリしますが。

今はそんな気持ちがあまりないので、惹かれないのかもしれませんね。

 

 

かといって「見た目なんてどうでもいいや」っていう考え方もまた危険なわけで。

歳とってくると余計にね。男女ともに。

なんだろう、なんだかよくわからなくなってきましたけど、難しいですね。

物欲のコントロールって、心豊かな人生を送るためには避けては通れない問題なんじゃないでしょうか。

 

 

とりあえずセール品のフツーの靴買っておきました。

なんだか難しげなことたくさん書きましたけど、これで満足ですね、実際問題。